正体


懐かしい人たちに電話しないといけない日だった。

その人たちとの時間は止まったままで、声を聴いた瞬間にあの日あの時の立ち位置に戻る。

はっとして、見つめなおすきっかけになった。

いつも考えすぎるタチでなかなか動けず引っ込んでしまうことが多い。

ついつい相手はきっとこう思ってるんだろうな、と推測してしまう。

思い込んで、そうなんだと信じきってしまう癖がある。

それはあくまで自分の意見であって、相手は相手なりの考えがある。

自分の中にしまっておけばいい。

もし思った通りの悲しい結果でも笑ってごまかせばいい。

容易いことじゃないか。

それなのにいつからこんなに憶病になってしまっていたんだろう。

自己暗示、恐れ、それが正体。


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