感情吐露始末  その1


足りないものを想像する。

それはどこを探してもないから、心を見つめてぼやけた輪郭を少しずつ掘り上げていくしかない。立ち上る霧を集めるようなもの。

どうすればいいのか分からない時は諦める。すぐにね。

今はまだその時ではないのだ、と。

それらがいくつも俺の傍に蟻塚のように立ち、囲み、未完成のものたちと一緒に暮らす。

ある時、足を引っ掛けてその蟻塚を崩した時にこそ本当が覗き、加速してゆく気がする。

偶然が絡んだ時ほど面白く出来上がるものはない。

だから、転ける時には豪快に。

そうするためには、常に計算してはいけない。ただただ生きるだけで良いはずなのよね。

今、この世に流れている風潮があまり好きになれない。

全部、ガッチガチに固めなきゃダメか?

硬いもの同士では割れるしかない。

柔らかくないと芽は伸びない。

優しくないと生きてる意味がない。


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