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    じいちゃんとのお別れ


    じいちゃんの通夜、葬式でした。

    日曜のお昼に亡くなって、月曜朝一の新幹線に飛び乗った。博多までは案外あっさり着いた。

    博多から佐賀に帰る途中、初夏の草木が美しく、その上を雄大に流れてゆく雲、どっしりと緑を抱えた山々が綺麗で見とれてしまった。

    そんな日にじいちゃんは棺桶に入った。

    葬儀の受付をやることになって、じいちゃんと関わりのあった全ての人に会い、夜中は寝ずの番をやった。

    夜中ずーーーーっと語り合ったり、時々じいちゃんの顔を覗きに行ったり、うとうとしたり、貴重な体験ばかり。

    葬式では、孫としてお別れの言葉を伝え、お坊さんのお経を聞き、出棺の時にはじいちゃんの棺桶に本人が育てたぶどうや紫陽花やさくらんぼを入れた。すると、涙がぼろぼろ出た。

    嬉しいやろうなぁって思うとぼろぼろ泣いてしまった。素敵な棺桶だった。

    嵐のように火葬場までゆき、じいちゃんは骨になった。ずぶとい足のほねがたくましく生きてきたじいちゃんを象徴していた気がする。

    家に帰ると、妹が親戚みんなの前で暗記しているお経を読んでくれた。それはそれは美しいお経だった。

    じいちゃんが人生で作り上げてきた素敵さがいっぱい詰まった葬儀で、俺は悲しみつつも感動している。

    生きることの素晴らしさを考える。

    なにが大切なのか、なんとなくわかる気がする。じいちゃんたくさんありがとね。