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同じ夕焼け

 

深夜バス。休息で立ち寄る広島のPAで朝を迎える。雲がすぐそこ。座ったままの眠りで身体は少しだるいが、新鮮な空気を吸うとそれも許せる。

またあるPA。里山感溢れていて素敵だった。こんなとこに住みたい。里山に憧れがある。農業やって暮らしたい願望がある。

10時頃、関門海峡にたどり着く。

そこを流れる波の水色は濃く、船が切り裂き、白い泡が散りばめられていくのは見ていてちっとも飽きなかった。

 

そして16時ごろ佐賀にたどり着く。

もう夕方近くだった。

ふと思いつき、いとこを連れて畑に来た。川にカゴを突っ込む。俺が小学生の頃はイモリが獲れていた。

獲れた!!!可愛い!!!

まだ寒い川の水。子供たちのエネルギーは底知れない。近くのおばあちゃんが「まだ寒かろ〜?」とニコニコしていた。はい、激寒な筈です。

高校生の頃、よく散歩した道。

飽きるほど見た夕焼け。

山に落ちてゆく太陽はあの日と同じ。

だけど、なぜか愛おしく少し過去の自分に遡った気分になる。

 

夜はじいちゃんに会いに行った。

「人生悔いばかり、しかしそれも良しとする」

最後に握手をした。なかなか離してくれなかった。今生の別れ。

母さんを助けてやれよと言われた。

仕事頑張れとも言われた。

俺はじいちゃんにギターを教わった。

今日の俺があるのはあなたのおかげです。

延命治療を拒むじいちゃんは、残りの人生も好きなように生きるんだろうなと思った。

すごく素敵な生き方だと思った。

佐賀はやっぱり素敵な僕のふるさと。

 

 

 

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