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温度≠距離

 

俺と誰か。

その温度。

 

その人の温度がある。関係性の。

人によって様々なそれらをなんとなく俺は覚えていて、だけれど久しぶりに会った人とはその温度が冷め切ったりしているわけで。一瞬だけ暖簾に腕押ししたかのような感覚をすっと消し、相槌を打ちながら温めなおす。

その温度が前回と等しくなったところで大体は解散になり、記録を塗り替えるほど上回った温度に到達するのは、ほんとに稀だ。それに、乗り越えてしまうパターンの人は事前に何となくわかる気がする。きっと相性ってやつ。

 

でも、距離は縮まらない気がしている。

他人と自分という境目は絶対的で、そこに少し淋しさを覚えるのも毎度のことであり、かといって無理矢理繋げたいかと聞かれると頷けはしない。

どう足掻こうが仕方のないことなのだ。きっと。

そう言い聞かせてしまえるほど、いつの間にかつまらない大人になってしまった。

青臭くも、君と僕は分かり合えると思っておきたいのに。

オレンジジュースを美味しいと思えるのに。

そう、例えるなら

オレンジジュースをあなたは美味いと思うのか、それとも甘いと思うのか。

そこから始まる話。俺は美味いと思う派。

 

そうやって方々に伸びてゆく人生のそれぞれは途方もない距離がいつの間にか開いている。

現在地点からその点までゆくならば、そりゃ疲れて当然。

でも、それが楽しくて、まるで毎回旅するようで、俺は誰かのもとへ向かうのかもしれません。

 

俺と誰か。

その距離。温度を求めて。

 

 

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