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路上 #2

 

ジリジリと太陽の熱を感じながら、今週は仕事していた。夏ですね。

でも、それも今日で一旦終わり。明日は待ちに待った休みだ。

思い立った俺は路上ライブをやろうと家のドアをギィーっと押す。

 

前回と同じ場所に着いた時、先客がいた。女の子が歌ってる。おじさん達がごっついカメラを向けている。

路上にその光景があるのは少し狂気じみていて、たじろいでしまう。

何かがズレている気がする。

いちご牛乳を飲みながら撤退を待ち、ちょうど終わり頃だったのかあっさりと群衆は散らばっていった。 

 

歌い出した。

静かに。

ボルテージを少しずつあげてゆく。

夜の中にゆっくりと歌声を溶かしてゆく。目の前をあっさり通り過ぎる人々。

そんな中、パリッとしたカッターシャツを着た少年が立ち止まっていた。 

曲が終わると、すっと寄ってきて曲をまた聴いてくれた。嬉しかった。

 

話してみると、なんでもギター、ベース、ドラムをこなすマルチプレイヤーらしい。嬉しそうに話す彼をみていると、自分もこんな時期があったのかなと、ふと思った。

ギターをぽろりとつま弾いてくれる。いつか自分の曲も作りたいと言う。その心があればきっと出来るに違いないよ。

 

下北沢の路上は今日も素晴らしい出会いを与えてくれた。

夜道を歩いて帰った。

いい時間。

久しぶりにいい時間。

 

 

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